くじらの鱗

その日思ったこと、考えたこと。日常の一部をそっとはさみで切り抜けば、それは物語になりうるか。

中学校で窓ガラスが割れた話。

筆者はずっと昔、地元の公立中学校に通っていたわけなのですが、

この三年間は筆者のその後の価値観に大きな影響を与えているので、

ちょっとここに書き残しておこうと思います。

 

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前提としてこの公立中に通っている層をお伝えします。

当然中学受験で教育熱心なご家庭のお子さんは抜けているので

残っているのはごくごく普通(?)の家庭で育った子たちです。

 

どのくらいの学力レベルかというと…

期末テストで学年5番目以内に入るような子たちが偏差値60台の公立高校へ進学、

学年で10番前後になってくると偏差値50台の公立高校、

そして半数は偏差値40前後の公立高校、

といった感覚。

※私立は単願推薦があったり、併願が使えたりしてまたちょっと違うので除きますね。でも大半の人は公立高校へ進学します。

 

なのでもちろんヤンキーもいました

高校入ってすぐにママになった友人もいます。

 

 

今日はこのような環境で過ごした中学3年間のお話です。

タイトルにもあるように私がこの中学校に通っている間に3回、

うちの学年で窓ガラスが割れたことがありました。

今回はそのうちで最も印象深かった1回目について書きます。

 

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最初に窓ガラスが割れたのは私が中学1年生の時のことでした。

その日の授業が終わり、HRへ向けて帰りの支度をしている最中です。

 

廊下から窓ガラスが割れる大きな音がしました。

急いで担任の先生が見に行くと、

同じクラスの男子が手から血を流して立っているのです。

 

彼は急いで保健室へ連れていかれ、先生は粉々に散った窓ガラスの掃除、

筆者のクラスはHRどころではなくなりました。

 

後日、窓ガラスを素手で割った張本人は動機について

「HRを早くやって帰りたいのにみんなが全然静かにならなかった。

 だから窓ガラスを割って黙らせようとした」

と話していました。

 

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筆者はこの出来事を長年笑い話としてきました。

でもふと思ったのです。

 

皆を静かにさせるために窓ガラスを割った彼は、

「自分のやりたいことに対する適切な解決策を見つけることが出来ない」

から上記のような行動を取らざるを得なかったのではないかと。

 

学力の高い低いを簡単に測ることは出来ませんが、

少なくとも「課題に対する適切な解決策を見つける」ことは

一定程度の学力が無ければ出来ないと思っています。

なぜなら適切な解決策を導くには、知識と結果を予測する能力が必要だからです。

 

窓ガラスを割った彼にはこの予測する力が足りなかったのだろうと思います。

 

 

今筆者は世間的には学力が高いとされている人々と関わる機会が多いです。

しかし世の中には自分が当たり前に出来ることを難しいと感じる人がいるということを

筆者が忘れずにいられるのはこの中学校のおかげなのです。

 

筆者はここで「人間社会とは何か」を学びました。(本気で)

 

またいつか気が向いたらこの公立中学で筆者が生き残れた理由と、

苦労したことについて書きたいなと思っています。

 

今日は長かったけどこれで終わりです。では。

 

 

※補足

窓ガラスを割った彼も今は立派なお父さんです。

人生の成功って本当に人それぞれだと思いますし、

結局は自分が満足できるかどうかなのだろうなと…。